パトリオット PAC-3 (安田征策)

パトリオット PAC-3 (安田征策)の画像

1/144 マツオカステン製 PAC-3 (MM104改 パトリオット地対空ミサイルシステム)

パトリオット PAC-3

【 製作者からのコメント 】

 「パトリオット PAC-3」は、対空ミサイルシステム「パトリオット」シリーズの最新バージョンです。その前のバージョンである「PAC-2」は、湾岸戦争時にイラク軍が発射した弾道ミサイル「スカッド」の迎撃で活躍しましたが、迎撃率は50%ほどで、弾道ミサイルなどの迎撃能力をさらに高めたのが「PAC-3」です。
 もちろん、「PAC-3」は「PAC-2」と比べて高価であり、通常の戦闘機、爆撃機では「PAC-3」程の能力を必要としないため、自衛隊では「PAC-3」と「PAC-2」との両方が装備されています。
 ちなみに、箱型のミサイルキャニスターは必要に応じて増減が可能なため、キットのような連装式だけではなく、単装から4連装までの状態が見られるようです。

<マツオカステン製 PAC-3 のキットについて>

 マツオカステンの「PAC-3」は、現在のマツオカステンのニューキットとは異なり、1/144スケールのレジン製キットとしては非常にパーツ数が多いキットです。
 このパーツ数が多いキットの組立て内容を1枚の説明書に凝縮させたものですから、写真や指示の表示は細かく、説明書を読み取るのにルーペが必要な程です。さらにこの説明書には決定的な誤りがあるようで…、これは後に説明します。
 原型師のマツオさん曰く、マツオカステンのラインナップの中でも、この「PAC-3」は最難関のキットだそうで、最近のキットでは一体成型を多用して、できるだけ組み立てやすいテイストになるよう工夫がされています。

<PAC-3の製作について>

 レジン製キットの組み立てでは、パーツの接着の際に瞬間接着剤を使用します。
 瞬間接着剤は、接着強度が一瞬で確保されるので便利なのですが、その代わり接着後の微調整ができないという欠点を持っています。硬化までに少し時間がかかるエポキシ系の接着剤を使用するという手段もありますが、パーツの接着の度に2液を混ぜるのが面倒なことと、接着剤自体がパテのように一定の容積を持ってしまうためあまり一般的とは言い難いものがあります。

 この「PAC-3」のキットはパーツ数が多く、パーツの取り付け位置に微調整が必要な部分もあり、接着しては調整のために切り離し、再び接着するという工程を繰り返しました。特に前後のジャッキのアーム部分の角度は全てが一致しなければならず、製作はかなり大変でした。
 また、レジン製パーツは変形が(レジン製キットにはつきものなのですが)ありますので、ドライヤーで変形を修正しながらの作業となりました。

パトリオット PAC-3 (安田征策)の画像

 

 これに対して、上部のミサイルランチャー部は、下部のシャーシ部分と比べてパーツ数は少なく、構造も単純で、スムーズに組み立てが進みました。ミサイルランチャーの横から上に伸びるアンテナはさすがに接着強度が不足しますので、接着部分に真鍮線を通して強度を確保しています。

 さて、一応説明書通りの組み立てが完了して、何気なく資料写真を眺めていたら、何か違和感を覚えました。「PAC-3」としての全体の雰囲気が違うような…?
 この違和感は前述のジャッキのステーの角度が原因でした。キットではジャッキの上下のステーが接地パッドに向かって合わさった状態となっているのですが、実際のアームは、上下のステーが平行状態となり、2点で接地パッドを支えているような状態となっています。
 そこで、再びジャッキのアームを切り離し、接地パッドの軸の部分をプラ棒で延長して、アームが平行となるように付け直しまています(泣)
 この際、実車では目立つシャーシ下部の安全ガードを、プラ棒で作製して追加しています。

パトリオット PAC-3 (安田征策)の画像

 

<PAC-3の塗装について>

 「PAC-3」は自衛隊の地上機材だからOD色というのは間違いで、航空自衛隊が運用しているため陸上自衛隊のOD色とは少し異なる色となります。実際の写真を見るとOD色よりも明るめの色調のようです。
 塗装は、タミヤカラーのアクリル塗料の「NATOグリーン (XF-67)」をベースに、若干の「フラットグリーン (XF-5)」を混ぜ、「フラットホワイト (XF-2)」で明度を上げた色を使用しました。

パトリオット PAC-3 (安田征策)の画像

 

パトリオット PAC-3 (安田征策)の画像

 

<仕上げはPAC-3をジオラマ仕立てに >

 本来、「PAC-3」は広域で防空を行うことから、駐屯地内や重要施設などに置かれるものなのですが、演習地で展開している状態としました。できればガーゼなどを利用してバラキューダ(偽装網)で片側を覆うつもりだったのですが、どうしてもスケールに沿った目の大きさの素材が見当たらずに断念。その代わりに1/35スケールの砲弾パーツを加工した3角コーンを配置しています。

パトリオット PAC-3 (安田征策)の画像

 


【 製作概要 】


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